2015年8月末のアセットアロケーションは株価下落にも関わらず新興国株式の割合が若干増えました。
8月の平日はあと1日残っていますが、8月末時点のアセットアロケーションの確認を行うとともに、 前回(2015年7月末時点のアセットアロケーションは新興国株式の下落にも関わらず、結果的に前月とほぼ変わりませんでした。 - tacaciの投資ブログ) からの変動箇所を確認します。
アセットアロケーション
項目 | 割合 | 前回比 | だいたいの目標 | |
---|---|---|---|---|
国内株式 | 9.60% | △0.07% | 10% | |
個人向け国債 | 39.31% | ▼0.83% | 30% | |
先進国株式 | 42.79% | ▼0.06% | 50% | |
新興国株式 | 7.70% | △0.80% | 10% | |
国内&海外REIT | 0.61% | △0.02% | 0〜1% |
△はプラス、▼はマイナスです。
8月は全世界的に株価は下落しましたが、アセットアロケーションとしては結果的に大きな変動もなく、 むしろ少し多めに購入した新興国株式の割合が増えたほどでした。
もちろん、株価が下がったとは言え月末の数日間は株価が上昇傾向にありましたので、 アセットアロケーションの変動がやや緩和されたのかもしれません。
アセットアロケーションの主な内訳と前回以降の購入振り返り
国内株式
- MAXIS トピックス上場投信 【不定期購入】
- みずほ信託円株インデックスS 【積み立て(企業型確定拠出年金)】
前回同様、国内株式が下落したタイミングで、 何回かMAXIS トピックス上場投信が約定しました。
ほぼ想定通りのアセットアロケーションになっています。
国内債券(個人向け国債)
- 個人向け国債「変動10年」
今回は購入していないため、アセットアロケーションに占める割合が下がっています。
国内債券(個人向け国債以外)
現時点で未購入です。
先進国株式
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 【積み立てと不定期購入】
- SMT グローバル株式インデックス・オープン
- MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信【不定期購入】
- みずほ信託外株インデックスS 【積み立て(企業型確定拠出年金)】
MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信も 株価が下落したタイミングで約定しました。
ニッセイ外国株式インデックスファンドは、国内株式(MAXIS トピックス上場投信)の 購入金額をもとに全体的なアセットアロケーションを保つように 8月末に少しだけ追加購入していました。
しかし、最終的にはアセットアロケーションに占める先進国株式の割合がわずかですが減っており少し意外でした。
新興国株式
先進国株式(ニッセイ外国株式インデックスファンド)と同様に、 EXE-i 新興国株式ファンドについても、国内株式(MAXIS トピックス上場投信)の 購入金額をもとに全体的なアセットアロケーションを保つように 積み立て金額を少し増やしていました。 また、8月末にもアセットアロケーションを保つように少しだけ追加購入を行いました。
その結果、こちらも先進国株式同様に意外ですが、アセットアロケーションに占める 新興国株式の割合が増えました*1。
海外債券
現時点で未購入です。
国内REIT&海外REIT
特にコメントはありません。
その他
- EXE-i グローバル中小型株式ファンド 【少額積み立て】
例月通りの少額積み立てを行っています。 ちなみに、アセットアロケーション上は目論見書などをもとに国内株式11%、先進国株式79%、新興国株式10%で組み込んでいます。
myINDEX「資産配分ツール〜国際分散投資を始めよう〜」でのリスク確認
「ETF・インデックスファンドなら!『わたしのインデックス』(http://myindex.jp/)」で、 過去20年の実績データをもとに算出した現時点のアセットアロケーションの平均リターンとリスクを調べました。 ただし、この確認では無リスク資産に分類される個人向け国債は対象外としましたので、 リスクは高めに出ています。
大暴落になっても「想定内ですね」と言えるためのシミュレーションです。
項目 | 数値 | 前回比 |
---|---|---|
平均リターン | 8.8% | ▼0.4% |
リスク | 18.3% | 0% |
シャープレシオ | 0.48 | ▼0.02 |
△はプラス、▼はマイナスです。
参考までに過去の大暴落期間中のリターンとして世界金融危機(2007年7月〜2009年2 月の20ヶ月)を想定すると、 今のアセットアロケーションでは▼60.6%となります。
今月は株式が下落して損益率*2が マイナスになりましたが、この世界金融危機の下落率を見るとまだ序の口のようです。
あとがき
損益率はマイナスになりましたが特に投資方針を変えることもなく、 9月も引き続きアセットアロケーションの目標に達していない先進国株式と新興国株式を中心に購入していく予定です。