「全面改訂 ほったらかし投資術」からの気付きをまとめます。

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6月12日に発売された山崎元氏、水瀬ケンイチ氏の共著「全面改訂 ほったらかし投資術」を読み終えました。

「全面改訂 ほったらかし投資術」からいくつか気付きがありましたので、まとめます。

「全面改訂 ほったらかし投資術」からの気付き

細かい気付きまで含めるとキリがありませんが、 大きな気付きとしては4点がありました。

リバランスの方針

「全面改訂 ほったらかし投資術」では、年に一度行う水瀬式と恒常的に行う山崎式、 さらには両方式の折衷案が提案されています。 そのためリバランスは行うべきだが、頻度や間隔については正解がなく 好きにすれば良いと解釈しました。

自分の場合は、少なくとも当面の間は購入の都度リバランスを行う (ノーセルリバランスで購入額に強弱をつける)山崎式のほうが ストレス無く投資できそうです。

個人向け国債「変動10年」のラダー型ポートフォリオ

個人向け国債「変動10年」を一時期に集中して購入していました。 反動でその後は個人向け国債「変動10年」をほとんど購入しておらず、 満期を分散させるラダー型ポートフォリオとはほど遠い状態になっています。

そのため、定期的に個人向け国債「変動10年」を購入して ラダー型ポートフォリオを試してみようと考えています。

運用方針の有効範囲

「全面改訂 ほったらかし投資術」の運用方針(リスク資産は株式のみとし債券を省略する)では、 日本の長期金利がおよそ2%以下で有効なものと記載されています。

金利が大きく変動する場合には運用方針が変わる可能性があることを 頭の片隅に入れておきます。

売りを我慢するテクニック

昨年から投資を始めたため、本格的な下げ相場は経験したことがありません。 そのため、「売りを我慢するテクニック」は 今後来るかもしれない下げ相場のときに参考にします。

また、「もう少し待って買った方がお得かな?」と躊躇したり、 「ETFはもう少し低い指値にした方がお得かな?」と考えたりして 裏目に出ることがあります。 そのため、「私って投資タイミングがわかる人だっけ?」 と自問自答するテクニックは、 売るときだけではなく買うときにも有効だと感じました。

あとがき

現在の自分の投資方針に参考になるところから、 将来の場面で参考にしたいところまで盛り沢山の内容でした。

また、第4章の特別付録は今でも興味深いのですが、 より楽しむため、投資知識を蓄えてから再読したいと考えています。