親が某ハイ・イールド・ファンドを解約しました。(その1)

数年前から親が某銀行で某ハイ・イールド・ファンド(毎月分配金タイプ)を購入していましたが、 つい先日銀行から商品の乗り換えを提案され、銀行員が家にまで訪問することになりました。 最終的には無事解約することができましたが、その顛末についてまとめることにします。

きっかけ

数年前から某ハイ・イールド・ファンドを購入していましたが、 私自身がその事実について知ったのは、今年(2016年)の始めでした。

郵送された運用報告書を眺めている場面にたまたま遭遇したのがきっかけでした。
「結局利益が出ているのか、どこを見ればよいか分からない」
と危険な発言を聞き、慌てて中身を確認しました。

運用状況の確認

  • トータルリターンはプラス
  • 分配金再投資コースを選択
  • 2015年の前半くらいまでは普通分配、後半くらいから特別分配

ざっと確認したところ上記の状況でしたので、詳しく事情を聞いてみたところ 銀行からは「利回りが高く、多くの債券等に分散投資しているのでリスクは低減される」 といったような感じで勧められ購入したとのことでした (数年前の話なので正確な勧誘文句ではありません。念のため)。

ちなみに、親自身は毎月分配金に対するこだわりは全くなく、 当面使わない資金で投資していました。

解約に向けた説得

運用報告書とスマホで某ハイ・イールド・ファンドの画面を 見せながら以下の切り口で説得しました。

  • そもそも格付けが低く元本割れするリスクが比較的高い商品で、目先の利回りだけで投資するのは危険。
  • 特別分配となっているのは元本を取り崩しているだけ。これを再投資しているので、穴を掘ってまた埋めるみたいに結局無駄なことをしている。
  • 基準価額もここ数年低迷している。分配金再投資後の基準価額は少しは良く見えるが税金の考慮がないのであまりあてにならない。
  • 純資産総額は1年以上減り続けているので、潮時のようにも見える。

ひとまず私の説得によりすぐにでも解約する、ように見えました。

銀行からのアポ

インターネット経由の取引ができないためすぐに某ハイ・イールド・ファンドを解約できず、 おまけに、銀行自体が徒歩圏内になく電車で行くにも手間がかかるとのことで、 しばらくほったらかし状態になっていました。

そんな中、銀行から利益がプラスのうちに某ハイ・イールド・ファンドを売却する旨の 勧誘の電話があり、銀行員が家に訪問することになりました。

親が某ハイ・イールド・ファンドを解約しました。(その2) - tacaciの投資ブログに続きます。

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