継続教育で2014年度の企業型確定拠出年金の状況を確認しました。
勤め先で企業型確定拠出年金が始まって1年が経過しました。
そのため継続教育の実施案内が届き2014年度の振り返りを実施しましたので、 その概要についてまとめておきます。
継続教育の内容のまとめ
箇条書きでまとめると以下の通りとなります。
全体的な話
- 2014年度の運用を振り返ると、国内株式、海外株式、国内債券、海外債券の全てで価格上昇。 為替も円安ドル高。ゆえに何に投資してもプラスとなった。
- マッチング拠出の特徴について。
- 経済動向の振り返り(分散投資で損失抑える、各資産の値動きと要因の整理、主なイベントと資産への影響、国内債券/海外債券と長期金利の解説、為替レートの傾向の話)。
私の勤め先の傾向
- 勤め先全体の配分は元本確保型4割、投資信託6割。これは日本の確定拠出年金制度全体*1の平均よりは投資信託を選択する割合が多い模様。
- 世代別には、年齢が高くなるにつれ元本確保の割合が増える傾向がある。
- 掛金配分は元本保証のデフォルト商品が最も多く、全商品(30個程度)の中では唯一10%を超えている。
- バランス型インデックスファンドは5個程度商品あり、合計すると全体の25%程度。
- トップ5の商品は元本保証が3つとバランス型インデックスファンドが2つ。
- 運用利回りは10%(バランス型インデックスファンドの利回り)と0%(元本保証型の利回り)の2つにピークがある。
- 運用利回りが30%超える人もいる一方で、マイナスの人も若干ながらいる。
私の選択商品について
私が選択している国内株式、海外株式、新興国株式のインデックスファンドは、 全体の掛け金配分の2〜4%程度ずつであり、比較的少数派に分類されています。
また、2014年度の私の運用利回りはほぼ17.7%程度でしたので、 バランス型インデックスファンドを選択した場合の運用利回りのピークである10%よりは 少し高めの結果になっています。 これは私の配分が債券を含まず株式のみに配分しているためであり、 株価が下落する場面においては全体の平均より運用利回りが悪くなることになるでしょう。
参考:2015年4月上旬時点の企業型確定拠出年金アセットアロケーション - tacaciの投資ブログ
その他感想
やはりと思う他ありませんが、デフォルトの元本保証商品を選ぶ (他を選ばなかったと言う方が正確なのかもしれません)割合が 最も多かったのが印象的です。 退職間近や絶対に元本割れしたくない等、色々な事情があるのだろうと 考えられます*2。
また、2014年度の結果だけを見ると何に投資してもプラスになっていますが、 運用利回りを見ると若干ながらマイナスになっている人も居て、興味深い結果になっています。 一時的にマイナスになった時期(2014年8月や10月頃)に、 元本割れ商品への変更(スイッチング)や退職等が考えられます。 やむを得ない事情があったのかもしれませんが、 長期的に継続して投資することが重要だと感じました。
あとがき
2014年度の経済状況の振り返りや、全体的な運用状況の傾向など、 新たな発見がありました。
おそらく、来年以降も継続教育があると考えられますので、 今回との比較も含めてまとめていきます。