親が某ハイ・イールド・ファンドを解約しました。(その2)

数年前から親が某銀行で某ハイ・イールド・ファンド(毎月分配金タイプ)を購入していましたが、 つい先日銀行から商品の乗り換えを提案され、銀行員が家にまで訪問することになりました。 最終的には無事解約することができましたが、その顛末についてまとめることにします。

親が某ハイ・イールド・ファンドを解約しました。(その1) - tacaciの投資ブログの続きです。

本購入のアイデア

銀行に勧められるままに金融商品を購入することを避けるため、 何らか対策を打とうと考えていました。 その中でtwitterで親に本を送るアイデアをいただいたため、早速実行に移すことにしました。

「信じていいのか銀行員」の選定理由

結果的にはアドバイス通り「信じていいのか銀行員」を選定しました。 投資関連の本を何冊か立ち読みしながら選定した理由は以下の通りです。

  • 今回親に投資信託を積極的に勧めるつもりはなかったため、投資信託・インデックスファンドの入門的な本は除外。
  • 親の年齢を考慮して、(比較的若者向けと思われる)財産形成・資産形成に重点を置いた本は除外。
  • 同様の理由で、確定拠出年金に重点を置いた本は除外。
  • NISAについては、積極的な選定理由にも除外理由にもならず。
  • 図・イラストはあった方が良いが、普段から活字に慣れ親しんでいるため(文字ばかりの)新書でも許容範囲。

改めて選定理由を振り返ると、消去法で絞り込んでいったことが分かります。 この結果、今回の銀行員の訪問に対してストレート過ぎるタイトル 「信じていいのか銀行員」の本を選択することになりました。

ちなみに「信じていいのか銀行員」では銀行のエピソードとして 池井戸潤氏の小説「株価暴落」やドラマ「半沢直樹」の描写が出てきます。 池井戸潤氏の小説を好んで読む親には、とっつきやすいと考えたことも理由の1つです (もしかすると、これが最大の選定理由だったかもしれません)。

信じていいのか銀行員  マネー運用本当の常識 (講談社現代新書)

本の引き渡し

親は本のタイトルを見た瞬間に爆笑しましたが、私の意図は明確に伝わったはずです。 その意味でも、ストレート過ぎるタイトルの本を選んだことは良かったです。
これが「投資信託入門」のようなタイトルの本だった場合、 購入した理由や背景を銀行員の訪問を踏まえて十分に説明する必要があったでしょう。 特に、説明したとしても私の意図を理解してもらえない恐れも考えられたでしょう。

銀行員の訪問までに本を最後まで読み切ることはできないと思っていましたので、 理解できるところだけでも、そして本の半分くらいまでは読むようにお願いしておきました。

親が某ハイ・イールド・ファンドを解約しました。(その3) - tacaciの投資ブログに続きます。

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