Brexitの影響で2016年6月下旬のアセットアロケーションは先進国株式の割合が下がりました。
イギリスがEU離脱する(Brexit)ということで、6月24日は為替も株価も大荒れでした。 というわけで、6月下旬(6月25日時点)のアセットアロケーションの確認と 前回(2016年5月下旬のアセットアロケーションは新興国株式の割合が下がりましたがほぼ目標どおりです。 - tacaciの投資ブログ) からの変動箇所を確認します。
アセットアロケーション
項目 | 割合 | 前回比 | 目標 | 目標との乖離 | |
---|---|---|---|---|---|
国内株式 | 8.93% | ▼0.03% | 9% | ▼0.07% | |
個人向け国債 | 31.14% | △1.06% | 30% | △1.14% | |
先進国株式 | 48.79% | ▼1.36% | 50% | ▼1.21% | |
新興国株式 | 10.27% | △0.27% | 10% | △0.27% | |
国内&海外REIT | 0.87% | △0.06% | 1% | ▼0.13% |
△はプラス、▼はマイナスです。
アセットアロケーションの変動傾向としては無リスク資産の個人向け国債の割合が上昇し、 先進国株式の割合が低下しました。
アセットアロケーションの主な内訳と前回以降の購入振り返り
国内株式
- MAXIS トピックス上場投信 【不定期購入】
- みずほ信託円株インデックスS 【積み立て(企業型確定拠出年金)】
MAXIS トピックス上場投信は6月24日に予想以上に約定したため、 TOPIXは大幅に下落したものの結果的にアセットアロケーションの割合としては 微減にとどまりました。
実は、6月23日までのTOPIXの上がり具合からイギリスはEU残留となり、 低めに指値設定していたため24日の約定はないと思っていました。 しかし、予想外の結果となりました。
国内債券(個人向け国債)
- 個人向け国債「変動10年」 【不定期購入】
先月に引き続き、今月も個人向け国債を購入しました。 アセットアロケーションに占める割合が予想より増えているのは 他の資産がマイナスになった結果です。
ある程度個人向け国債の割合が増えてきたので、 来月は個人向け国債を購入しなくても良さそうです。
国内債券(個人向け国債以外)
現時点で未購入です。
先進国株式
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 【積み立て+不定期購入】
- SMT グローバル株式インデックス・オープン
- MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信
- みずほ信託外株インデックスS 【積み立て(企業型確定拠出年金)】
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは 積み立て購入と追加購入を行いましたが、 今回は一番アセットアロケーションの割合が減少しました。
新興国株式
先進国株式と同様に積み立て購入と追加購入を行いましたが、 意外にもこちらはアセットアロケーションの割合が上昇しました。
海外債券
現時点で未購入です。
国内REIT&海外REIT
- <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド 【少額積み立て】
- <購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド 【少額積み立て】
少額の積み立て購入のみですが、普段よりは少しだけ増額しています。
その他
- EXE-i グローバル中小型株式ファンド 【少額積み立て】
例月通りの少額積み立てを行っています。 ちなみに、アセットアロケーション上は目論見書などをもとに国内株式11%、先進国株式79%、新興国株式10%で組み込んでいます。
myINDEX「資産配分ツール〜国際分散投資を始めよう〜」でのリスク確認
「ETF・インデックスファンドなら!『わたしのインデックス』(ETF・インデックスファンドなら!『わたしのインデックス』)」で、 過去20年の実績データをもとに算出した現時点のアセットアロケーションの平均リターンとリスクを調べました。 ただし、この確認では無リスク資産に分類される個人向け国債は対象外としましたので、 リスクは高めに出ています。
大暴落になっても「想定内ですね」と言えるためのシミュレーションです。 今回は、前回と全く同じ数字になりました。
項目 | 数値 | 前回比 |
---|---|---|
平均リターン | 6.5% | 0.0% |
リスク | 18.9% | 0.0% |
シャープレシオ | 0.34 | 0.00 |
△はプラス、▼はマイナスです。
参考までに過去の大暴落期間中のリターンとして世界金融危機(2007年7月〜2009年2 月の20ヶ月)を想定すると、 今のアセットアロケーションでは▼60.8%となります。
現時点での自分の損益はマイナス10%を超えており、率でも額でも 今まで一番悪かった2016年2月よりも悪い数字となっています。
しかし、過去の大暴落を振り返るとまだまだ悪化することも 想定した方が良いですね。
あとがき
6月27日以降も、しばらくの間はBrexitの影響で荒れた相場になるかもしれませんが、 いつもどおり各資産クラスをバランス良く購入していきます。
また、先日ボーナスが支給されたためアセットアロケーションの目標を下回っている 先進国株式を追加購入しようと思っています。
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